材料となる金属について
- 金【きん/GOLD】 黄金、こがね。純金(100%)をK24と日本では24分率で表記されます。純金は非常に柔らかく黄金色で古くから世界中の人々を魅了してきました。アクセサリーには硬さを出すために銀や銅などを混ぜたK18(純金75%)などがよく使われて来ましたが、近年は地金価格の高騰によりK14やK10なども市場で多く見るようになりました。混ぜる金属によって色合いが変化し、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど色々な種類が使われています。伝統工芸的にも青金、赤金など混ぜ方が多く考案されて使われて来ました。
- 銀【ぎん/SILVER】 古はしろがねと呼ばれていました。純銀は柔らかいので銅などを割金として混ぜて硬度を高くする事が多く、鋳造による製造にはスターリングシルバー925(純度92.5%)が最も使われています。流線の作品には純銀(シルバー99%)を鍛造し、金属を圧縮して強度を高めることで製品化しているものもあります。また中間の素材として扱いやすいシルバー950はクラフト材料としてもよく使われています。伝統工芸ではシルバー970などが銀器に使われたりと、制作用途に合わせて純度を調整して使います。
- プラチナ【PT】白金。貴金属の中では最も高価なものの一つ。空気中でも変色しにくく高い強度があります。日本の結婚(婚約)指輪では定番の素材です。パラジウムを割金として用いることが多い。やはり純プラチナは柔らかめの素材であり、Pt900、Pt850がジュエリーでは良く利用されています。
- 銅【どう/COPPER】 あかがねと古来は呼ばれ、生活雑器に広く利用されてきました。工芸材料として扱いやすく化学変化や熱処理によって黒~茶色~火赤色まで多彩で、仕上げの腕によって多彩な色を引き出せる素材です。素のままで空気中に放置すると緑青が発生してきます。また特殊な熱処理により、緋色に発色させてものは緋銅と呼ばれます。
- 赤銅【しゃくどう/SYAKUDOU】 銅に数%の純金を混ぜた日本特有の高級合金。流線では三分差し~五分差しを使用しています。質の良い赤銅は煮色技法によってカラスの濡れ羽色などと言われる青みがかった黒に発色します。純金の含有量により上等~下等あり、色味も変わります。
- 真鍮(黄銅)【しんちゅう/おうどう/BRASS】 銅に亜鉛などの入った黄色い合金で硬く安価であることから工業的にも幅広く利用されています。素のままでは空気中では徐々に光沢を失い緑青が発生します。メッキや塗装されて様々な身の回りの物にも使われている素材です。
- 四分一【しぶいち/SHIBUITI】 銅に銀を3~4割混ぜた合金で煮色仕上げによりグレーに発色することから朧銀(おぼろぎん・ろうぎん)とも言われる。色も白四分一から黒四分一など好みの色にするよう作家各々割金を調整します。日本特有の合金であり硬くて鍛造するに手ごわい素材とされます。
豆知識
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